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 華の会とは
 
 「芸百選」華の会は、平成4年2月16日に発足しました。
名誉会長に埼玉県比企郡嵐山町町長の關根昭二様。尚、関根昭二様は、平成16年9月をもって任期満了となり、勇退され、二代目、新名誉会長には、嵐山町長の岩沢勝町長が就任され、顧問にはNHKラジオでお馴染みの民謡の守門者、竹内勉先生です。初代会長は、竹内先生の幼友達(故)斉藤 弥三郎さんでした。
 そして、斉藤さんを筆頭に、会員687名、52団体で、各会主さんを相談役として発足しました。
 場所は、嵐山町農業構造改善センターで、年2回(春、秋)の発表会を2日間、平成8年の秋期大会まで開催しておりましたが、平成9年の春期大会より、場所を国立女性教育会館に移し、平成13年の秋期大会から開催日を1日としました。
 会長も、現在三代目です。とても和やかな会です、会員全員で準備にあたり、当日の役割、後片付けと、皆さんの心からの協力により成りたっています。当日の演目に対し、一人ひとりの寸評を、竹内先生に書いて頂いています。
 前日のリハーサルにも竹内先生に立会い指導もして頂いています。また、発表会終了後には講評があり、竹内先生を交えて反省会をお開きになります。
 
 
 
 ご挨拶
 
 
 「芸百選」華の会春季大会によせて / 「芸百選」華の会会長  金子 敏雄
 

 厳しい寒さも過ぎ、桜の花の咲きほこるよい季節となりました。ここに平成二十三年度「芸百選」華の会春季大会を、国立女性会館に於いて開催できますことを心よりお礼申し上げます。これも一重に、御来場の皆様方の温かいご声援と、御協力の賜物と心より感謝申し上げます。又、前日より舞台の準備に御協力いただいたスタップの方々、大勢の会員の方々に厚くお礼申し上げます。
 今年の冬は、日本中のあちこちで何十年振りの大雪が降り、緊急事態で自衛隊の出動要請をした所もありました。そうした大変な所もあれば、私達の住む埼玉県では殆ど雪らしい雪もなく、多雪の降る土地の人々には申し訳ないようだ。しかし、いくら多雪の降る土地でも春がやってきて、満開の桜を見られる。自然界と同じように、私達の芸も一生懸命頑張って、花咲く日を夢見ていきたいと思います。まだまだ、満開に花咲くとはゆきませんが、日頃の練習の成果を精一杯演じたいと思います。
 おわりに、本日御来場の皆様方の御健勝と御多幸をお祈り申し上げ挨拶といたします。

 
 
 平成24年「華の会」秋期大会を祝う / 嵐山町長 岩澤 勝
 

今年の春分の日は、9月22日でした。
例年では、ご先祖様の供養の日とされる、お彼岸の中日は、23日でした。
閏年の大変珍しい一日を体験できました。
太陽暦では、地球が太陽を一蹴するのは、365日と5時間48分46秒だそうです。その端数を積んで4年に1回閏年として2月の日数を29日としていますが、更に季節と暦月を調整するため、昼夜の長さがほぼ等しいこの日の調節になるのだとか。
そんな理由ではないのでしょうが、今年の夏は大変な暑さで、いつまでも残暑が続き、季節をも変えてしまうほどでした。
秋の味覚にも影響を与え、柿も栗も畑の芋も大分参ってしまったようでした。

しかし日本の秋は、豊作を祝い、感謝を捧げ神様を祀る、収穫祭の秋祭りが多くなります。そんな時のお供え物の代表格のものに、ぼた餅・おはぎがあります。
秋に収穫したての小豆を、そのままつぶ餡にしたのがおはぎ。冬を越して硬くなった小豆をこし餡にしたのがぼた餅。






















 

 
 
 「華の会」大会に寄せて / 竹内 勉
 

 「芸は人なり」という言葉がある。この言葉を私は次のように考えている。
 ○舞踊の人は、姿を用いて、演目がもっているテーマを表現する。
 ○歌う人は、声を用いて、演目が持っているテーマを表現する。
 ○楽器を扱う人は、用いる楽器から出る音で、曲目が持っているテーマを表現する。

 その「表現する」ために、「舞踊の人」も「歌の人」も「楽器の人」も、

 ○大きく・強く
 ○激しく・鋭く・速く

出来るような「体力」と「気力」と「技術」とを、練習で身につける。
それが出来たら、

 ○「大きく」を引き立てつため「小さく」
 ○「強く」を引き立てつため「弱く」
 ○「激しく」を引き立てるため「優しく」
 ○「速く」を引き立てつため「ゆっくり」

などの正反対の技術を身につける。
 この正反対の二種類の技術を使い分けることで、その演目の「テーマ」を表現するのが芸である。
 この時、最も大切なことは、演じる本人が、演目の主人公になり切ることである。これが芸への「想い」である。

 わかりやすい例は、お葬式の「弔辞」である。個人を褒めたたえた言葉が並んでいても、それを読む人が個人の死を心から惜しむ気持ちがなければ、単なる棒読みになって、なんともしらじらしく、他の弔問客の反感を買う。
 これに対して、言葉は足りず、時には言葉に詰まり、立ち往生して泣き出してしまっても、個人への思いが、同席している弔問客に伝われば、貰い泣きをしてくれる。芸で必要なのは、この「演目に対する自分の想い入れ」である。

 ところが今の芸能団体の会員のほとんどは、「演目」の順番を覚えただけで、もう出来たと思っている。師匠も「表現」や「テーマ」は教えていない。そこまで教えたらやめてしまうし、時間がかかるので嫌う。その結果、会員は「弔辞の代読」のような無表情の舞台となっている。
 玄人の場合は、高度の技術、美声などが求められるが、アマチュアの場合は、仮に立往生しても、客席の人たちから、夢中で手を叩きたくなる芸が欲しいのである。
 客席の人達が共感できるのは、「一生懸命さ」が「姿に」「声に」「音に」にじみ出てくることである。それが出せる人が会員の中から出てきて欲しいものである。

 私の目には、これまでそれらしくみえるのは、藤間芳十郎さんと利生鈴千代さんの二人だけである。今回の大会には、二人に続く三人目、四人目、五人目ぐらいまでは出てきて欲しいものである。今回は、それだけやれたら、たとえ下手だと言われても立派だと、私個人が表彰しようと思う。「華の会」は、これ迄の「お猿の電車」(アクセルもブレーキも踏まず、脱線しないだけ)的芸からの脱却を目指そう。


                                      平成24年10月28日


 
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